SSLがアカペラーに最強のインターフェースを出してきた!?
SSL(SlateStateLogic)が今年12月、8chのマイクプリアンプ「Pure Drive Octo」を発売開始します。
アカペラーに向けて!とかでは全然ない商品なんですけど、アカペラーに都合のいい商品だったので紹介します。
こちら↓がSoundHouseでの商品ページになります。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/339589/
PureDriveOcto
これ、めっちゃいいなぁ!!
高くて個人で買うのはしんどいけど笑
何がいいって、8chのマイクプリなのにUSBオーディオインターフェイス(以下I/O)機能が付いてることなんですよ!
マイクプリとI/Oを別々に買わなくて済むんです。
他のマイクプリとは違う
8chのマイクプリ自体は他にも様々な価格帯であるんですが、いずれもI/Oは付いてないんです。
つまり、マイクプリに加えてI/Oが別で必要になってしまいます。
保管スペースも確保しなきゃいけないし、湿度などの保管状態を考えるとリスクが大きいです。
最初の購入費用だけでなく修理や交換となったら頭が痛い出費になるでしょう。
実際のところ、自分を含め今のアマチュアとしてのアカペラーの方々がそこまでしてガチのレコスタみたいな高い音質を求めているかというとかなり疑問です。
であれば、確かな音質を備えたSSL製でありつつ、1台とPCのみでレコーディングできる本製品は非常にアリな選択肢なのではないかと思うんですよね。
本製品の音を聴いていないので強くは言えないですが笑
じゃあ他の8chI/Oはどうなんだ
PreSonusやRolandにも8chのI/Oはあるんですが、個人的には無しかな。
シンプルにSSLの音が素朴で好みなだけなんですけどね。
そもそも価格帯が全然違うので、比べるのもおかしな話ではあります。
めっちゃお金が貯まったら買いたいですね。
さらなる推しポイント
I/Oが付いた本格的なマイクプリと言えばおしまいなのですが、せっかくなので販売ページを見ていて気になったこともつらつら述べておきます。
マイクプリ自体の性能がめちゃくちゃいいと予想
PURE DRIVE の各マイクプリは、クリアでディテールに至るまで忠実にキャプチャーできるSSL伝統のSuperAnalogueプリアンプサウンドに加え、"Classic Drive"と"Asymmetric Drive"の2つの異なるDRIVEモードを独立して切り替えることができます。
(https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/339589/の商品説明より一部引用)
SuperAnalogueプリアンプ"サウンド"ということは、さすがにレコスタに入っているようなSSLミキサーのマイクプリと同じものとまではいかないでしょう。
しかし、インターフェイスとして機能するのにわざわざマイクプリとして発売するということは、同社のSSL2+に付いているマイクプリより数段上のグレードでしょう。
価格帯も全然違うので当たり前かもしれませんが。
モード切替えで音の作りこみも可能
レコスタに入っているような何千万もするSSL製のミキサーにも搭載されている機能です。
レコーディング時に音の作りこみができるということは、Mixの時短になりますし、さらなる音質に繋がります。
これがなぜかというのは長くなるので別記事にて。気が向いたら書きます。
ダイナミックマイクとコンデンサーマイクを同時に使える
本製品では、Gain(赤いノブ)を長押しすることでファンタム電源+48Vを起動させるという構造になっています。
これが、各チャンネルごと独立して操作できます!!
独立してるやつってなかなか無いんですよ。
だいたいの機種は、ボタンを押すと全チャンネルがファンタムがオンになってしまいます。
これがどう使えるかというと、ライブの臨場感をより演出できるようになると思います。
6声までのバンド限定になってしまいますが、
8chの内6chは通常時のようにファンタムオフでSM58などのダイナミックマイクで歌う。
残りの2chはコンデンサーマイクを2本ステレオで置いて部屋鳴りを撮る。
こうすることで、歌っているときの雰囲気をより音源に取り込めるため臨場感を演出できます。
ライブでやるなら、観客席に置いて観客の歓声を撮るとかもいいですね。
できることが増えるのはいいことです。
まとめ
SSL PureDriveOctoを紹介しました。
2Uのラックタイプなので、なかなか個人で所有するものではないのは確かなんですが、お金に余裕があって自前のレコーディング機材が欲しいというサークルさんはぜひ購入してみてはいかがでしょうか!笑